2007年9月 サラリーマンから農家に転身
神戸市西区で農地を借りハウスを建てる
農地 約28アール(2,800m2)
ハウス 3連棟(巾7.2mx3 奥行40m)
栽培ベッドは兵庫方式の高設ベッドを採用
2007年12月 「さちのか」を近くの直売所へ出荷開始
2008年12月 育苗ハウス建設 (幅7.2m 奥行25m)
2009年3月 認定農業者として認定される
認定農業者とは、日本農業の担い手の主役となって、農業経営のスペシャリストをめだすこと。
(日本農業会議所資料抜粋)
2009年9月 ハウス増設 奥行 45m ⇒ 75m 面積合計 16アール
「さちのか」に加え「かなみひめ」を栽培
2011年1月 テレビ朝日「人生の楽園」に出演
1月4日から8日にかけて神戸と当時自宅のあった枚方市で撮影
1月22日放映(サブタイトルは「単身お父さんのいちご白書」)
2011年2月 兵庫県「認証食品認証」を受ける
食の安全安心と食育に関する兵庫県の規定です。
環境に負荷をかけない有機資材の利用や、減農薬の取り組み、栽培 記録や
生産履歴を継続して記録し、いつでも開示できる体制を整備するこ と、などです。
2011年9月 いちごの品種「やよいひめ」の栽培開始
「さちのか」と2品種の栽培です。
「かなみひめ」は収穫量は多いのですが、実が軟らかいのと奇形が多いので終了です。
2014年9月 「あまクイーン」本格栽培開始
2012年9月 兵庫県農林水産技術総合センターで育成中の新品種候補「兵庫苺3号」と
「兵庫苺4号」を試験栽培として少量の株を定植(後に、あまクイーン・紅クイーンと愛称を命名)
2013年9月 兵庫県野菜振興対策委託事業の一環として「兵庫I-3号」を800株定植し
栽培条件などの実証実験を実施。
2014年より「あまクイーン」として本格栽培。
2014年2月 降雪で育苗ハウスが倒壊
2015年11月 炭酸ガス発生器を導入
冬の間はハウス内の炭酸ガス濃度が外気より低くなるために、十分な光合成を行うことができないことが多くあります。安定的に炭酸ガス濃度を維持するために「炭酸ガス発生器」を設置しました。
期待される効果は、草勢の維持と糖度の向上です。
(光合成の主な要素は、水・温度・炭酸ガスなどです)
2016年1月 農業用水にサンドフィルターを設置
潅水チューブの目詰まり防止用です。
1次フィルター、ディスクフィルターとあわせ3つのフィルターで
水を浄化しています。
2018年8月 ハウス内環境モニタリングを導入
ハウス内の温度・湿度・日射量・CO2濃度・土壌の水分量などの測定値を、
PCやスマホでいつでもどこでも確認できるモニタリングシステム「みどりクラウド」を
設置しました。 左の写真はスマホの画面です。
2018年8月 台風20号の被害
ハウスのフィルムが剥がれ、事務所の簡易ハウスも大きく動きました
2020年 潅水方法の変更
日射コントローラーを導入し、日射量に応じた潅水・肥料施肥を行うようにしました。
従来は、タイマーによる潅水を行っていましたが、天気の急変に対応できませんでした。
気候に応じた潅水ができるようになりました。
2020年7月 苗の冷却実験を始める
温暖化が進み開花の遅れに入り12月の収穫が減っています。
スポットクーラーを使い、夜間に苗の冷却を始めました。
2~3℃の温度低下で開花は約1週間早まりました。
同時に、顕微鏡を購入し花芽の検鏡も始めました。
2022年にクーラーを増設し本格的に冷却を開始
2021年1月 環境制御装置を導入
2018年に導入した環境モニタリングから、環境制御装置に替えました。
ハウス内の環境を一括でコントロールします。主にハウス内温度とCO2濃度の制御です。
制御機器は暖房機、循環扇、上部換気(外気の取入れ)、サイド換気、CO2発生装置です。
導入した装置の特徴は、スマホやPCからも制御できることです。
2021年11月 灯油タンクの増設と、貯蔵量増加に伴い防油提を設置
2022年4月 直売所開設
いちご栽培ハウスから約400mの離れた畑に「直売所」をオープンしました
2022年9月 ハウスのビニール張替え
ビニール(農PO)を7年ぶりに張り替えました
2023年10月 潅水装置の更新
いちご苗に水と肥料を供給する潅水装置を更新しました。
従来はタイマーにより給水量を決めていましたが、流量による制御です。
いちごの品種ごとに肥料濃度も変えることができます。
従来の日射量に応じた供給もできます。
従来の装置 新しい装置